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これは個人の長々とした愚痴みたいな記事だから真面目に読まなくてもいいよ!
大学教授のマイケル・サンデルがハーバード大学での講義の中で「この教室の中で第一子の人は手を挙げてください」と言うと大多数が手を挙げた。その割合は75〜80%だった。第一子は進学率が高いらしい。
一方で「弟がいる長女は妹がいる長女に比べて年収が下がり、伝統的な女性の役割に収まる傾向がある」とも言われている。これはブラザーペナルティと言われる。
つまり女性の場合、第一子で弟がいない状態が有利であるはず。それなのに世間では「姉妹の姉は大変であり妹は苦労知らず」と言われがち。
そこで世間が目を逸らしてきた都合の悪い「妹の苦労」について語ろうと思う。まあほぼ個人的な愚痴だけど。
教育投資を受けづらい
第二子かつ女性ともなると教育投資を受けるのは難しい。
「女に教育は必要ない」という男尊女卑と「妹のくせに姉より成績が良くなったら姉が可哀想」という長幼の序があるからだ。
さらに「学用品は姉のものを借りさせればいい」と買わなかったりするので授業を受けること自体にハードルが発生する。
姉には「玩具が欲しければ勉強や家の手伝いをしろ」、妹には「勉強道具が欲しければ家の手伝いをしろ」なので勉強自体に対してのハードルが高い。
学生時代に嫌がらせしてきた女子が「次女だから修学旅行諦めた」って言ってるの聞いちゃってどうにもやり返しづらいから無視してたな。
私は姉より学費かかってるけど、それに至るまでの親との喧嘩の数々は思い出したくもない。
親から経済的な相談をされやすい
長女であれば高校進学の機会に家の経済的な事情を知ることになるのが一般的なようだけど、次女や三女だと服や持ち物の好みが芽生えたときやランドセル購入や七五三のあたりで「家にお金がない」と言われるのが一般的。
日用品が必要になるたびに親と喧嘩してたし、何も知らない姉の希望で外食とか旅行に行っても私はお金のことが気になって気が気じゃなかったし純粋に楽しむとかできなかった。それでも表情が暗いと怒られるから適当にやり過ごしてた。
「親も人間だし大変だったんだから」と言う第二子以降の人が多いのは親のお金の苦労を早めに知ってるからだと思う。
学生時代の元友人は次女だから早いうちからシングルマザーの母親を支えてて弟の面倒見るために部活もやめて祖父母に甘やかされてる姉の罵詈雑言にも耐えてたな。でも私に八つ当たりするのはやめてほしかった。
親と接する時間が短い
「第一子は第二子が生まれるまでひとりっ子」とはよく言われるけど、問題はそこではない。
母親が専業主婦や時短パートを辞めてフルタイムで働きだすのが「下の子が小学校に上がったら」であることが多いことの方が問題。
単純に両親が家にいないし親が疲れてて話しかけても嫌な顔をされるから話すことがなかった。話すことがあっても親の愚痴か説教でこちらが「学校であったこと」を話すこともなかった。悪気があるとかではなく親も第二子以降だからそれが当たり前だった。
そうやって親が長々働いて稼いだ金も姉に多く流れるからやってられなかった。姉はもう大きかったから親が仕事でいなくても「自由で助かる」と思ってたらしい。
親からよく「お姉ちゃんがいるからさみしくないでしょ?」と言われてたけど一人で年上の子供の相手するのはしんどかった。
女に生まれたことを否定される
何かにつけて「男の子だったらスポーツ習わせるけど」「男の子だったら制服買うけど」とか言われてた。姉には同じこと言わないでスポーツ習わせて制服も買ってた。家事頼まれるのも私だけだった。
姉は親からむしろ「もっと女らしくしろ」って言われてて「なんでこいつは女でもいいんだよ」と思ってた。
しかも姉も「妹じゃなくてお兄ちゃんが欲しかった」とか言い出したから「兄なんかいたら男物の服しか着れなくなるけどいいの?」って返したら「その発想はなかった」って言われた。
母親+姉の愚痴聞き役にされる
「長女は母親の愚痴聞き役にされる」とよく言われてるけど、次女なら母親+姉の愚痴聞き役にされる。
そもそも次女というのは『娘の話し相手役の安価な知育ロボット』『娘をニコニコさせるための存在』であることを求められる。姉の話を聞くことを拒否すると「仲良くしなさい」と怒られる。
受験だろうがノイローゼになろうがうつ病になろうが「姉のほうが年上でより大きな苦労している」「妹は幼くて苦労してないはず」だから関係ないらしい。
私は解決脳だから姉の愚痴を聞いても「いじめっ子をバットで殴ればいい。できないなら私がやろうか?」「仕事変えたら?」みたいなことしか言えなくて姉にキレられてた。
「せっかく親が金出して習い事してるんだから習い事の友達と話せば?」「金出してカウンセリング通えば?」も拒否された。
自分の家族だけでもストレスかかってるのに他所の長女の人たちも私に妹の愚痴を聞かせてきたので、それに対して「お前らの妹じゃねえよ甘ったれるな」って言ったらびっくりされたし逆ギレもされた。
誰にも相談できない
年功序列や男尊女卑によって『年下、女性』の属性を持つ妹という立場での苦労は世間体的になかったことにされてしまう。
みんな『自分は年下や女性を守っていて、苦労させていない』『自分は女子供を守る偉い人』という状態を労せずに得ようとする。日本人は特にそういうところがあると思う。
妹としての苦労を話すのは性被害に遭ったことと同じくらい話しづらいし、実際に話しても言いくるめようとしてくる人たちばかりだったから誰にも相談しなくなった。カウンセラーからも「そんなことで」と言われた。
姉妹の妹同士でも“姉という敵とテリトリー争いしてきた人“と”攻撃的な姉に世話されてきた人”とでは意見が180°変わってしまうから集まって姉の悪口大会するのも難しい。私の母も姉妹の妹側だけど後者だから意見が合わない。あと愛玩子はそもそも姉の悪口言わないどころか「お兄ちゃんも欲しかった〜」とか言う。
長女の人たちはリアルでもネットでもよく愛玩子と搾取子が一緒に妹の悪口大会してるのを見かけるけど、それは愛玩側が愛玩されてる自覚ないのと愛玩子長女が言う”妹”が弱者男性が言う”女”くらいふわっとした概念だから成立してるんだと思う。
姉から殴られて育った人たちですら相談する場所がないらしいし、次女以降の人が家庭のことを相談できる場所を作るのは身分証を提示するようなクローズなコミュニティでないと現実的に難しい。
傍から見た感じNPD被害者やきょうだい児の集まりとかなら次女以降の人にも比較的優しそうに見えるけど、そこでも「でも長女の方が!」をやる人見たことあるからな…。
姉妹の妹のメリット
最後に姉妹の妹のメリットについてあるのか考えてみた。
権利主張の大切さがわかる
『権利は主張しないと手に入らないしなんならバックラッシュもある』という感覚は大事だと思う。親からはかわいくないって言われたけどかわいく大人しく口開けて待ってたら餓死するもんな。それは社会に出ても一緒。
独学力が身につく
親に教わったりしなくても最低限のことは周り(同級生とか)見て独学でできるようになった気がする。たぶん。だいぶネットにも頼ってたけど。
コーデ力が上がる
自分では選ばないような服や時代遅れな服、サイズの合わない服をどうにか着こなすスキルが身についた気がする。
骨格診断の概念を知る前から『高身長ナチュラル向けの服を低身長ウェーブに似合わせる』みたいなことやってたからね。
あと手芸苦手なのに毛玉取りとボタンつけだけ得意。
最後に
正直「(特定の属性)は苦労していないから叩いてもいいはず!」という人はテキトーに甘やかして金儲けの道具にしたほうがいいんだろうなと思う。
妹叩きは一大コンテンツだし妹ざまあ系なろう小説は売れててXでは青バッジの「妹がいるせいで長女って予後悪い…!」みたいな投稿がいくつも万バズしててそっちに乗れば金稼げそう。長女名乗ってても中身は長子ですらないネカマのおっさんのアカウントとかありそうだしな。
でも最近は「姉妹の妹だから殺してもいいんだ!」「スラップ訴訟してもいいんだ!」みたいになりかねない雰囲気だし血液型のときみたいに就職差別も起こるかもしれないから金貰っても加担したくないなと思ってこの記事を書いた。
来世は一人っ子になりますように。でも昔飼ってた犬の生まれ変わりが姉妹になるならむしろいてほしいかも。



